離婚弁護士2 〜ハンサムウーマン〜
(2005年度4月期・火曜9時枠)

脚本/林宏司
プロデューサー/長谷聡介、古屋建自
演出/久保田哲史

http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/rikon2/index_frame.html


第6話 占いで離婚?!


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"占い師を訴えたい"、依頼人の米田和夫は貴子の事務所の戸
を叩く。妻の美晴は3年前より占い師の言葉を信じるようになり
生活の全てを占いで決めるようになったという。今の夫と別れ
ないと運が開けないと言われたらしく、妻から離婚を切り出さ
れたという。
対応に出たのは佐伯絵里だったが、占いを信じるのは個人の
自由で有り不法行為で訴えるのは難しいとの結論を出す。
絵里はその件を貴子に話すが、依頼人の利益が第一だとして
まずは占い師・古池について調べるよう命じる。
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占い師を訴えることは難しい中で、どのようにして依頼人の
利益を追求していくのか。

今回の案件は珍しく絵里が対応に当たる。
彼女のように計算高い女性は、勝てる負けるの判断が速く、
如何に無駄なことをしないのかを知識量を交えたインスピレー
ションによって選り分けてしまうのね。

しかし貴子のリーダーシップが発揮された話だった。
何度も無理だと訴え、離婚の際の財産分与に視点を変えようと
する絵里に対して、貴子はあくまで古池について拘り続ける。

結局アシスタントである大介はすべてのカラクリを暴いたわけ
だけど、無理だという自分の解釈に対して、絵里はどれだけ
貴子が食い込んでいるのか実力を図っているのかにも思える。

結局不動産と占い師は密着した関係にあった。
それを立証するためにつや子を潜り込ませる辺り、ようやく
つや子が本格的に活用された話だ。

占いに頼る人間を愚かだと罵る絵里に対して、愚かじゃない
人間なんていないとする貴子のセリフが実に染み渡る。
特に今回の件も自分で何でも出来ると思っている絵里に対して
仲間の存在を上手く知らしめる話だったのではないかな。

それにしても停電ネタが亜紀に繋がっているのはちょっと強引。
ドライヤーを使っていたら普通音が聞こえるだろうしね。

間宮貴子(弁護士 35歳):天海祐希
本多大介(アシスタント 24歳):玉山鉄二
柳田俊文(弁護士 34歳):佐々木蔵之介
井上紀三郎(パラリーガル 62歳):津川雅彦

佐伯絵里(弁護士、元検事 29歳):瀬戸朝香
緒方亜紀(受付嬢 24歳):片瀬那奈
三神達也(「ハンサムウーマン」編集長 45歳):宇梶剛士
大庭保(「鬼の涙」店主 42歳):松重豊
小向つや子(パラリーガル 44歳):戸田恵子

米田和夫:柳沢慎吾
馬渕美晴:秋本奈緒美
古池貞子:浅利香津代
澤田:小林すすむ
占い師:橋本じゅん

藤沢かりん、川嵜美佳、佐野瑞樹(アナ)、中村仁美(アナ)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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