離婚弁護士2 〜ハンサムウーマン〜
(2005年度4月期・火曜9時枠)

脚本/林宏司
プロデューサー/長谷聡介、古屋建自
演出/久保田哲史

http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/rikon2/index_frame.html


第8話 鉄の女、号泣!!


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絵里が娘である和希と喫茶店で会っているのを目撃する大介。
絵里は和希からの電話に喜び、子供から色々と話しを聞く。
そしてお絵かき教室に通っている彼女の絵を見ると絵里と和希
が手を繋いでいる姿を見て安心する。娘に何故電話してきた
のか尋ねる。家にいるのが嫌なのか?と。
そんな中、元夫で娘の親権者でも有る正樹がその場にやって
くる。弁護士の癖に約束も守れないのかとして告訴することも
辞さないという彼は貴子の事務所に殴り込んでくるのだった。
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ようやく冒頭から臭わしていた絵里の親権話が描かれた。
ドラマとしては最終話にしても可笑しくない内容と構成だった
けれど、よく考えればまだ貴子の恋愛話に対する言及が行われ
ていないので、最終的には貴子主役で話が描かれていくのかな。

ドラマとしては親権変更がテーマだった。
親権裁判をした当時とは養育環境が変わっており、当時多忙を
極めていた検事姿の絵里ではなく、弁護士となっている点。
逆に夫は開業医だが、学会や総合病院へ4日間も通っている事も
有って自宅には居ないという状況になっている点を鋭く指摘
していく。

冒頭のやりとりがイマイチよく分からなかった。
元夫は今日は面会する日ではないとか、約束違反だと言ってい
たが、約束を破っているのは夫の方だし、何処をどうすると
そんなに都合の良い主張が出来るのか意味不明だった。

ドラマとしては何故和希がここにきて絵里に会いに来たのか
という点。無理矢理彼女の生活環境を変えるのではなく、
彼女のことを思って結論づけていくところがとても大人だな
と思った。無理矢理親権裁判せずに解決を見せたところも
変に拗れずドラマが上手く引き締まった気がする。

仲間の存在を描くかのように、動物を作ったパーツが上手く
描かれている点はとても感心させられる点だと思う。
特に本人と似たような動物しか手に入れられないとする設定は
笑えた。

みんなの前で涙するのではなく、保の前で泣くところも彼女
らしい結末ではないか。
貴重なハンダも最後は随分と山盛りになってしまったな。

残りの三話は何を描いていくのだろうか。

間宮貴子(弁護士 35歳):天海祐希
本多大介(アシスタント 24歳):玉山鉄二
柳田俊文(弁護士 34歳):佐々木蔵之介
井上紀三郎(パラリーガル 62歳):津川雅彦

佐伯絵里(弁護士、元検事 29歳):瀬戸朝香
緒方亜紀(受付嬢 24歳):片瀬那奈
三神達也(「ハンサムウーマン」編集長 45歳):宇梶剛士
大庭保(「鬼の涙」店主 42歳):松重豊
小向つや子(パラリーガル 44歳):戸田恵子

高木正樹:田辺誠一 (開業医、絵里の元夫)
神谷佑介:佐藤隆太 (貴子の元彼)
高木和希:飯野芹菜 (絵里の娘)
--- : 小山亜由子 (薬剤師、正樹と再婚予定)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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