離婚弁護士2 〜ハンサムウーマン〜
(2005年度4月期・火曜9時枠)

脚本/林宏司
プロデューサー/長谷聡介、古屋建自
演出/久保田哲史

http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/rikon2/index_frame.html


第10話 セクハラした女


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貴子宛に内容証明が届く。達也と貴子の不貞行為に対するもの
で達也の妻・亜希子からのものだった。
達也に話しを聞きに行くと、今年20歳になる娘が居ることを
知り、先日バーで達也が会っていた女性がそれに当たるのだと
分かる。そして現在6年間別居状態の妻がおり、離婚届にサイン
を求めるも応じてもらえていない事を語る。

貴子は落ち込みグロッキー状態の中、依頼の話が入る。
依頼人は白石美由紀、35歳。部下の角田からの訴えでコンプラ
イアンス委員会から逆セクハラの疑いがあるとして懲戒解雇を
受けたのだという。身に覚えのない彼女は助けを求めて貴子に
話すが彼女は上の空だった。
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貴子の不倫話が浮かび上がる。
更にそんな中、白石美由紀からの依頼で逆セクハラが事実無根
で有ることを証明しなければならないという過酷な状況を描い
た。

ここに来て貴子に落ち度を描くのかと思った。
依頼人の話をまともに聞いていないし、企業側と対面するとき
にも上の空だし、何処かでそのしわ寄せが来るのかと思ったが
仕事をしていく内に最後はいつもの貴子の姿に戻っていたね。

絵里に貴子の弁護をさせるというアイディアはなかなか面白い。
やるとは思っていたけど最後のこの為のキャラクターだった
んだなと実感させる。

簡単に処理できると思っていた逆セクハラ問題も、意外と大き
な問題が背景に待ち受けている感じだし、貴子の問題と上手く
絡ませて構成する辺りは流石林宏司。

特に今回の依頼人の白石美由紀は、貴子と同じ様なキャリア
ウーマンである事。一緒に酒を飲み交わしながら話をする姿
はなかなかの貫禄があって見応え十分。

貴子の件が意外と弱いかなと思ったけど、最後に不倫弁護士
として世間に晒され、白石美由紀の件に於いてどう影響されて
いくのかという駒として上手く使われたと思う。

間宮貴子(弁護士 35歳):天海祐希
本多大介(アシスタント 24歳):玉山鉄二
柳田俊文(弁護士 34歳):佐々木蔵之介
井上紀三郎(パラリーガル 62歳):津川雅彦

佐伯絵里(弁護士、元検事 29歳):瀬戸朝香
緒方亜紀(受付嬢 24歳):片瀬那奈
三神達也(「ハンサムウーマン」編集長 45歳):宇梶剛士
大庭保(「鬼の涙」店主 42歳):松重豊
小向つや子(パラリーガル 44歳):戸田恵子

白石美由紀:杉本彩 (35歳、UP Hillsの上司)
大我誠:武田真治 (it企業「UP Hills」の社長)
角田博之:鳥羽潤 (美由紀の部下。セクハラを受けたと訴え)
清水薫:大島さと子 (三神亜希子の代理人)
北堀:八木橋修 (「UP Hills」の顧問弁護士)
三神亜希子:長野里美 (達也の妻)

今野ひろみ、松沢有紗、弥海麻咲

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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