あり得ないことだらけでビックリしたΣ(ﾟ□ﾟ)

過酷な宣告をした挙げ句、逆に自分のことを祝って欲しいという我が儘さ。
利己を追求するあまり、あれ程身内の者に対して非情になれるものなの
だろうか。

とても醜悪に映るのは、島に来た理由を明かさないウチには親子以上
の友達のような家庭を演出し、一度でも娘に対して希望を持たせたこと。
しかし成海璃子の態度を見ていると、そんな言葉も覚悟していたような
心の入れ替わり具合を見せていた。
この親子、親と子の精神年齢が逆転して居るかのようだ(´−｀;)

成海璃子の心の移り変わりとそれに見合うだけの態度が分かりやすい形に
現れていたので、非常に感情移入しやすかった。

西田尚美にしてみれば、こんな中途半端な関係で居ることよりも、ここら
で互いの道を歩む事の方が、双方にとって幸せになると思ったのかも知れ
ない。しかしそんな行動も妊娠している事実がなんとなく説得力を失って
いるかのようにも映る。

亀の孵化で立ち直りを見せてしまうというのは、なんとなく出来過ぎのよ
うな感じだけど、絵的にはとても良いシーンだった。自分よりも小さな
存在が必死になっているところを見ると、勇気づけられるというのは有り
ますね(´ω｀=)


評価：★★★★☆