里子を引き取る事は島民のエゴでは無いか?という問いかけに対し、
一定の回答を導き出す話し。

残念ながら大人は様々な世間体やら体裁やら先入観やらで見えなくなって
いる答えを、おばあちゃんが言った死生観について純粋な気持ちで受け
とめる成海璃子を含む子供たちが答えを導き、解決した話しであった。

これまで一話からやってきた家族ぐるみで問題の解決に挑む姿は、
子供たちにとって一番重要な心の隙間を埋め、一番大切なものを教えて
いたようだ。

決して大人達に飼い慣らされた訳ではない子供達の純粋な心が、演出
として活きており、実際にエゴであると言われた大人たちの行動を当事者
である子供たちが否定する姿は、ある種の説得力を生んでいた。

勝村政信、西山繭子夫婦が永井杏を引き取ろうとする事も、市毛良枝
が一瞬の逃避行を終えて島に戻ってくることも、小西真奈美先生がこの島
に滞在を決意することも、全ては島を愛する心という共通項が有っての
もの。

しかしこの里子たちは、決して孤児ではないわけだけど、永井杏に
しても平泉成の隠し子にしても、母親はこの島に留まることに対して
何の反発心もないのだろうかという疑問が残る。

果たして竹野内豊の運命はどうなるのか。また島に戻ってくるのか
気になりますね( ´△｀)


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