竹野内豊の過去に迫る話し。

今までの行動や態度で標していた竹野内豊と同じ姿の過去が控えており、
驚くほどの新しい事実は無かった訳だけど、竹野内豊が本名を使わずに川島
の姓を名乗っていた事実とは反対に、警察を使ったスリリングな展開や
竹野内豊を悪者のように囃し立てて疑惑を持たせた点は、なかなか面白かった。

親友が将来に対して絶望視している中、一体どんな声を掛けて挙げれば
良いのか。
実に難しい答えを求められ、彼の行動を尊重する事でしか対応できなかった
竹野内豊の痛々しさが伝わってきた。

将来に対しては希望は叶えてあげられないが、彼の希望する故郷に帰りたい
思いを尊重し、島で有る程度"川島"という人の存在を示した事は、最高
の答えであり、感動に値する行動だった。

評価：★★★☆☆