新人脚本家ならではの社会に出る不安感に加え、切迫する年齢。
師匠・江守徹からの圧力という形でこの四面楚歌のような状況に
思わず逃げようとしているあめくみちこの行動を、松下由樹が
等身大の女性ならではの言葉をかけて説得する話し。

直接の原因は本人にしか分からない。
本当に江守徹からの圧力は有ったのだろうが、それはあくまで
逃げる為の口実で、本気で社会に出て活躍を夢に見るのならば
師匠の反対を押し切ってでもやるべきであると、松下由樹と
もの凄い言葉のやりとりがある。

江守徹を説得しに行かずに、あくまで彼女自身のやる気に拘ったこと。

同じ女性として理解している不安感をさらけ出し、彼女に賭ける思い
や松下由樹の仲間を大切にするという人間性を前面に出して説得する
からこそ、彼女の言葉に嘘偽りの無い誠実な一面を感じさせた。

今回深田恭子の貧乏物語は影を潜め、曲がり角の女性に対する
エピソードであったが、たまにはこんな話しも良いかな。

しかし来週はその分、反動が来そうだ。

評価：★★★☆☆