舞台が劇場版「海猿」だっただけに、色んな意味で懐かしさを
感じさせる展開だった。

伊藤英明と仲村トオル、時任三郎と布施博の二組のバディの
舌足らずな関係。しかし目には見えない強固な絆を見せつけら
れる話しであり、間接的に伝わる互いの思いがこの関係の全て
を物語っている。

バディが亡くなり一時落ち込むのは当たり前だと思うが、
励ましのために伊藤英明に声をかける周りの人間の温かさ。
特に布施博のエピソードには、再起が難しいと思えるような状況
の中にも何故現役の潜水士に拘るのかを描き、伊藤英明自身に
今後の行く末を示唆した事はよく出来た流れだったと思う。

最も難しい立場にある芳本美代子の存在感もまた出ていた。
無骨に振る舞う仲村トオルの事を彼女を通してよく表現できて
いたし、最も悲しさを体現して良いはずの彼女が気丈に振る舞う
事で、逆に勇気を与えられたのではないかな。

さて来週はまた彼らを見守る家族の物語に焦点があたりそうだ。
予告で加藤あいのサービスショットが有ったのがちょっと気に
なった(*゜▽゜)⊃

評価：★★★☆☆