海猿 10話

脚本/福田靖
出演/伊藤英明、加藤あい、仲村トオル、夏八木勲、時任三郎
佐藤隆太、佐藤仁美、鈴木一真、三宅弘城、平山祐介、坂本真
坂本あきら、飯田基祐、臼田あさ美、奥貫薫、芳本美代子
益岡徹、伊武雅刀

http://wwwc.fujitv.co.jp/umizaru/index2.html

親の都合により子供の幸せが失われようとしている話し。

今回はドラマの中で共通したテーマが存在していたのでかなり
見やすい展開ではなかったかな。

親が子の幸せを願う気持ちは当然のことであるが、
海保の潜水士が死と隣り合わせである仕事であることがネックと
なり、どちらのケースも上手く行かない。

伊藤英明と加藤あいと朝加真由美のケースでは、
幾ら自分の人生とはいえ、親の気持ちを無視してまで恋人と
幸せになる事は出来ないので、親である朝加真由美を如何に
説得して二人の関係と彼氏の職業に関して理解されるのかが
今後の展開であり課題だと思うが、これまで散々恋人が海保の
潜水士で有る事を描き、葛藤してきているので加藤あいが
発した言葉にはかなりの説得力を帯びていたと思う。

時任三郎と奥貫薫と一木有海のケースの場合、
幾ら子供の幸せを親が決めては行けないとはいえ、まだ幼い子供
である事を勘案すれば難しいケースだ。
人命救助という観点から海保の潜水士という職業を精力的に
アピールして理解してもらうしか無いわけで、そういう意味では
自分の子供が救助される事を通して最もアピール出来る舞台を
用意したわけだが、奥貫薫と再婚する相手も有ってのことなので、
この辺は不透明感が付きまとう。

ただこの一連の件を上手く処理すれば少なくとも一木有海だけの
父親という存在感は上手くアピール出来ると思う。

評価:★★★☆☆

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