海猿 11話 -最終回-

脚本/福田靖
出演/伊藤英明、加藤あい、仲村トオル、夏八木勲、時任三郎
佐藤隆太、佐藤仁美、鈴木一真、三宅弘城、平山祐介、坂本真
坂本あきら、飯田基祐、臼田あさ美、奥貫薫、芳本美代子
益岡徹、伊武雅刀

http://wwwc.fujitv.co.jp/umizaru/index2.html

全てを上手く纏めすぎた感じがしないでもないが、日本人が
求めるハッピーエンドの形を演出したと言うことで満足出来る
展開だったのではないかな。

やはりシナリオの構成の仕方が非常に良かった。
冒頭では崩れ掛けていたエピソードの全てのパーツが、一つ解決に
向かうと同時に歯車が機能し始め快方に向かっていく様が実に豪快
で、見応え有る展開だった。

最後の最後まで残していた時任三郎と布施博とのツーショットも
決まっていたし、伊藤英明と加藤あいのツーショットもまた
締めくくりとしては非常によく映る。

今回、海保に関わる人々にこの危険な仕事について如何に説得力
を持って認めさせるのかがテーマで有った。
ドラマの良さは、一方的に押しつけがましい主張を突き通すばかり
でなく、実際に海保の人々もそれ相応の危険性や立場に対して
認識している事。
それが潜水士内の規則であったり社訓のような形でも現れている
のだけど、潜水士は生きて帰るが原則であり、それを破るよう
ならば自らその職から退かねばならない事を承知で、最前線で
戦っている。だからこそ説得力の有るドラマが演出出来るのですね。


今度、映画「海猿2」も公開される見たいですね。

今回"ながれ"が引退になり、船員がバラバラになってしまったので、
映画ではどんなメンツが揃うのかが見物かな。

評価:★★★☆☆

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