再会に際して大きな感動は無かったものの、全体的に見て及第点をあげ
られる出来かな。

寺尾聰と二宮和也の関係を見守る人々が、現状に対してどのように対処
して良いのか分からない心細さが映像としてよく伝わってくる回でした
が、二宮和也の勇気有る決断がそんな心配する人々とは余所に、
意外とあっさりしていた感じを受ける(´ω｀=)

このドラマでやり残したことと言えば、二人がどのタイミングで
どんなシチュエーションで、どんな顔をして会うのか。
その一瞬の時間の為にこれまでイメージを膨らませて来たのですよね。

長澤まさみの登場の仕方やタイミングが非常に良かった。
恐らく帰宅したお姉さんに二宮和也が店に来た事を告げられて、心配で
見に来たのだと思うけど、不器用ながらも彼女の優しさがにじみ出て
いた。
息苦しい時が流れそうな所に、良い意味で緩和する役目を果たしたと
思う。

しかし長澤まさみが皿を手にしたときの凍り付くような感覚は、寧ろ
親子が再会するよりも激しく緊張した。これは何かの皮肉だろうか( ´△｀)