転職の話をきっかけに、自分の生き方、仕事に対する夢や希望について
改めてあれこれ考察し苦悩する話し。

全体的に見ると退屈さが有るのだけど、一つ一つのシチュエーションを
噛み砕いて見てみると意外とドラマの良さが滲み出てくる。

弁当を毎日作ることは決して苦痛ではなく、寧ろその行為自体が娘との
絆を深めコミュニケーションの一環となっている父親にとって、断られ
た時のショックは計り知れなく、自分からまた一つ娘が離れて行くかの
ようで、なんだか長塚京三が不憫に思えてきた(´−｀;)

また自分が就職したきっかけを親子して語り合う場面など、普通ならば
照れくさいだろうし、本来ならば就職前に語り合う話なのだろうけど、
やっぱりここでも不在で有った父親の暗い影がのぞかせている。

そんなコミュニケーション一つを取っても、今まで父と子が一緒の屋根
の下で生活できなかった後悔と悲しさを取り戻そうとして奮闘している
父親の姿が目に浮かぶからこそ、矢田亜希子が父と衝突しては別の方向を
向いている事に寂しさを覚えますね(′･ω･`)つ

相変わらず嫌な役を演じているIT企業のお偉いさん・前川泰之だけど、
言葉遣いに対する配慮が全くなっていない。如何にも成金紳士と言う
ことで、その事に矢田亜希子は早く気づいて欲しいと願わずには居ら
れない(´ω｀=)


評価：★★★☆☆