今回何より残念なのは、長塚京三が前回の展開の中で押尾学に対して
発言した "私を納得させて欲しい。"
この言葉を守り通す展開ではなく、自分の中で思い出に浸り、自己解決
してしまった所にある。

何時かは娘の主張に折らねばならない時が来るとは思っていたが、もう少し
頑固な父親像というもの主張して、押尾学の頑張る姿を見せて欲しかった。

永井大もまた長塚京三と同じくして、"俺を納得させて欲しい"と言って
相手を殴り、自己完結するように相手を認めてしまったが、娘は父親に似た
人を夫として選ぶというけれど、この展開だけを見ればまさに永井大が
それに当たるΣ(´□｀;)

父親の世代と娘の世代の考え方の違い、父親としての立場と子供としての
立場の違いは歴然としており、その辺の葛藤はよく描かれていたと思う。

野際陽子の世代まで来ると、かなり客観的に孫の結婚を見守っているの
だけど、矢田亜希子の立場に味方し、長塚京三にチクチクと小言で攻めて
認める方向に後押しして居るところがなんとも微笑ましい( ´△｀)

評価：★★★☆☆