第7話 お金で未来は買えますか?

志田未来の前に室井滋から誓約書が突きつけられる。
父親認知請求をしない変わりに多額の慰謝料を払うという事だが.。

いちいち志田未来が妊婦であるという事実を知った時の周りの
リアクションが実にわざとらしく見えるのがドラマっぽい。
助産師だけはそんな事実を受け止めていると思えば、自らも
そんな経験があるという。どうでも良いけど助産師役が
西野妙子って久しぶりだね。

田中美佐子と室井滋の話し合いが圧巻だった。

14歳の子供を自立した人間として扱う田中美佐子と、人生の苦労
を知るが故に子供に決断を委ねることのできない室井滋という
構図が鮮明に描かれており、どちらの主張にも有る意味納得
できる。共通するのはどちらも違った形ではあるが、子供を愛
しているという事実だ。

室井滋に矛盾点を指摘されて、志田未来に全ての事を語る両親の
行動は立派なものだと思う。

助産師に言われて現実に立ち返る志田未来だが、相変わらず
現実離れしていて地面に足が着いているのかよく分からない。
ただ自分から何かをやろうとした事には評価できるか。それは
当たり前の事にも思えるんだけどね。

子供達の間には子供達ばかりの世界があって、互いに励まし合う
姿がとても良かった。初めはなかなか受け入れられなかった
北乃きいも少しずつ歩み寄ってきたし、三浦春馬との関係も
とても切なく映るのが良い感じだ。

ところで負債の額が凄かったね。
今まで上からモノを言っていた人が突然下の立場へと追い込ま
れてしまう人生の皮肉が面白いように描かれていたが、今後
どうなるのか、有る意味この家庭の方が興味深いか?

guest
西野妙子(助産師)、大沢逸美、出口結美子、森下能幸

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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