第5話 私の父は九頭さんです!

子供嫌いで全く生活感のない豊川悦司に子供という存在をぶつ
けて演出したような話し。
今回は珍しく法廷を前提とした弁護ではなく、子供の認知問題
を取り上げた話しだった。

不幸な子供を目の前にしても決して同情的な事を言わずに
現実的に振る舞う豊川悦司のキャラクターが引き立つ話しで、
いい加減な生活をしているように見えても、他人の行動や態度
に対して激怒する姿を見れば、自分の中でもモラルに関する
善悪の境界線が有るんだろうね。

本当の子供かどうかもよく分からないのに、勝手に子供を引き
取っても許されるのだろうかという違和感は存在するが、
伊藤英明が同じく子供の認知問題で相談に来ている矢部美穂
に対して語りかけた言葉が、こんな違和感に対して、強く訴え
かけるものが有った。

それにしてもこの子役の女の子・村崎真彩は滑舌がよく演技が
上手いな。発声の良さといい表現力の巧さといい末恐ろしいもの
を感じる。

guest
村崎真彩、川崎麻世、和久井映見、小市慢太郎、栗田よう子
矢部美穂、有吉弘行、中条きよし

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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