第9話 夫婦三十年の追憶

熟年離婚が多い今日、夫婦としての僅かな掛け違いが離婚へと
発展してしまう。夫婦とはいえ所詮は他人って事で、相手
の事を信用出来なくなった妻が離婚を切り出すものの、それに
応じようとはしない夫との間で離婚を巡る協議を行う話。

30年という歳月を連れ添った仲ならば、もう少し夫側には素直
に現状を告白してもらいたかったし、妻側にはもう少し暖かい
目で見守って欲しかったという感じの展開だった。

会社側を悪く描いたためにストーリーの結末の受け皿を用意
出来た感じだが、企業側にとっても経費の節減は会社経営の
死活問題であり、なんとも難しい問題だ。

クズ先生は物事の真理を掴む目を持っていることは明らかだが、
よくぞリストラの裏に隠された事実を暴いたなという感じ。
この辺はちょっとドラマとしての嘘くささも混在していたが、
熟年夫婦の在り方を考えさせるには十分なエピソードだった。

今回の脚本は、瀧本智行が担当。

guest
塩見三省、岡本麗、東根作寿英、森次晃嗣

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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