第7話 はじめての反抗

教育ママに変貌した森口瑤子に須賀健太は、かつての笑顔に
満ちていた母親像に思いを馳せる。

いやぁ良くできていた話しだった。
草なぎ剛の行動習性を利用して、それを侵していくことがどんな
に難しいかを説明すると共に、それは甥である須賀健太との関係
を強く描いている事を証明するものだし、そこで奇跡を演出した
だけには飽きたらずに、森口瑤子に須賀健太の望む母親像を取り
戻してしまう流れまでも演出してしまった。

過去のエピソードもそつなく利用した流れだったり、これまで
謎めいていた自転車おじさん・浅野和之を展開の中に上手く
絡ませるなど、ドラマの構成としても文句ないほどによく
出来ていたと思う。

なんと言っても他人への配慮する事を知らない草なぎ剛が、
偶然ながらも他人を配慮する行動を見せるところが良い。

須賀健太が今の生活に悲鳴を挙げているシグナルが色んな所
で見て取れたが、そんな受け皿を一挙に引き受ける草なぎ剛
の存在感が凄い。

須賀健太が草なぎ剛の事を不思議そうな眺めているが、有る意味
その中には尊敬する要素なども包含しており、とても良い関係
が形成されていて見ていて微笑ましい。

guest
青木一、青木かずみ、足立龍弥

評価:★★★★★★★★★☆ (9.0)

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