第6話 誘拐犯はオマエだ

家族の足並みが乱れてしまった事への責任は一体誰にあるのか。
子供たちが悪いのか、母親が悪いのかを鋭く考察した話だった。

客観的に見た阿部サダヲが全ての答えを導き出している。
優しいだけが愛情ではないこと。

それを証明するような展開が用意されていたって事で、今回も
面白く鑑賞することが出来た。

母親が安心していられるのは、子育ての分担を任せた優しい父親
が居るためでもあり、そんな父親の存在無くして、威厳を保つ
母親の存在はあり得はしない事。

厳しくされていてもそこに愛情さえ存在していれば、絆は幾らでも
保つ事が出来る。この家族、少々世間一般とは形の違う家庭なので
それが伝わりづらい。
一時期は信頼している父親さえも母親を疑う行動に出たが、母親
の行動は子供の全てを理解した上での行動だった事。子供だけで
なく父親の行動さえ把握していたって事で、あらゆる意味での
大黒柱を上手く表現し、彼女なりの愛情を上手く演出したと思う。

今後は、子供達がそんな愛情を受けていることを知りつつ、どう
成長していくのかを演出するのかな。

今回は、ボクちゃんと仲良くしている川島海荷との家庭の違い
なんかも見せられ、上手く構成されていたと思う。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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