第11話 泣くな!パパ

ついにママ・伊藤蘭が手術の日。
癌が転移していないことを祈る家族たちと、子供達それぞれに
抱える悩みと向き合う話。

世間から見れば歪な家族構造・構成。しかし実際には、誰からも
羨まれるに値する暖かい家族。

世間体とかプライドが暖かい家族を形成するのに、何ら関係が
無い事を上手く証明したドラマで、この家族愛が家族の者を救い、
周りに居る悩める家族を救ってしまう。
自分が自分らしく生きる事に恥ずかしいことは何もないという
テーマは、これからの時代にまさに必要なものなのかも知れない。

特に長男・玉山鉄二の同性愛的結末は、このテーマに最も適した
物語であり・答えであり、堅苦しく息苦しい現代を生きる人間
に、肩の荷を下ろして楽に生きよと提言しているかのような
ドラマの主張が見事に伝わってくる内容だった。

またドラマの中で乳ガン/全摘出を描いたこと。
何ら変わりにない愛の形を証明した事によって、病気の女性に
少しでもエールの形で伝わるものが有ったのではないかな。

しかしボクちゃん。北海道まで行ってしまうアクティブさ。
末恐ろしいものがあるな。

ミッチーは完全にオマケっぽい(+_+

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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