第6話 愛が狂気に変わる瞬間

相変わらず要所要所でスリリングな展開を用意している。

一度幸せを手にすると新たなる欲を求めてしまう欲深い人間の性
みたいなものが松下由樹の中から見えてきてとても良い感じだ。

ドラマとして上手い点は、清堂道子という芸名を上手い感じで
演出として利用した点か。
松下由樹は石黒賢の妻とは知らずに、妻という立場の人間を
嫉妬の対象として描いている。それが少しずつ剥がされていき、
最後になって石黒賢の正妻になるという段取りが、まさに
ドラマの良さを表していると思う。

女性ならではの視線の鋭さも上手い感じに描かれている。
米倉涼子は、江波杏子の装飾品に気配りを見せていたり、
松下由樹の指輪に視線を置いて、相手のことを頭の中で想像して
いる。そんな細かい描写も今後の展開を予感させる感じで
実に上手い。
江波杏子の羽振りの良さみたいなものは、何処から来るもの
なのだろうか?

また今回石田純一&福田沙紀の方でも展開を見せた。
金子さやかに福田沙紀との関係を見られてしまったが果たして
どうなるのか。

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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