第3話 法事は覚悟しいや

今回、脚本の監修が秦建日子で、実際の脚本を担当したのが、
川嶋澄乃と栗本志津香だったようだ。

秦&栗本さん。この二人先輩・後輩&15年来の悪友・戦友の仲で
あるとの事。
栗本志津香は去年10月の月曜サスペンスが初ゴールデンとの事なので、
随分トントン拍子で出世街道を上って居られる方のようだ。


さて今回は矢部浩之が母親/実家と決別した理由が明らかになる話
だった。

死の床にいる父親に向かって発した馬鹿正直な母親の言葉に嫌気が
差し、実家を飛び出したという彼が、父親のために実家に帰省する
までを描いた展開で、彼の中の気持ちを喚起したのが篠原涼子だった。

都合良く沢村一樹との件で逃げ道を用意している辺り、やや解せ
ない感じもするが、彼女の仕事にかける思いを秤に掛けるという
意味では分かりやすく演出した話かもしれない。

どんなに詰られても再びアナウンサーの座を取り戻すために
執念を燃やす彼女にとって、実家と向き合わせずに居る矢部浩之の
態度を叱責する展開は良かったが、彼女自身も楽な方に逃げようと
している辺り、思わずコケそうになった。

田舎組ではやっぱり小沢真珠が最高のキャラだ。
イントネーションの違いが随分板に付いている感じを受ける。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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