第8話 母の愛情と嫁の涙

今度こそついに篠原涼子が嘘を付いて家族の中に入り込んだ
ことがバレてしまう話。

遅かれ早かれこうなる事は分かっていた訳で、展開としては
意外性は無い訳だけど、本当の愛情が芽生え始めているって
所が、当初の予定とは違うところで、こんな要素がドラマを
面白くさせている。

本気で怒ることは、相手に対して真剣に向き合っている事の証明
であり、岩下志麻が篠原涼子に対して怒ったことと、佐藤仁美が
義理の息子に対して怒らないことの対比によって、そんな愛情の
綱引きが分かる話で、それなりに良さも伝わってきた。

ただ騙されていた事に対し、どのように許して貰うのか。
情が入れば入るほど、騙されていた事に対する裏切り的行為は
重くのしかかるわけで、どうやって家族の中に分け入っていくのか。

仲裁役を務めると言った佐藤仁美の存在や小沢真珠の傲慢な態度
に対する嫌悪感は、今後の展開へのヒントにも繋がっており、
今後も期待できる展開ではないかな。

それにしても蛭子さんがこんな使われ方しているなんて驚きだ。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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