第4話 裁かれたプライバシー

山本太郎と鶴田真由のプライベートに迫るメール内容を公表
され、裁判の争点は登山用具カラビナから、山本太郎の登山
時の精神状態や玉木宏の登山に対する欲望に論点をすり替え
られる話。

相変わらず面白い展開ですね。
人間の弱みにつけ込んだ原告ヤシロ側の汚い攻勢が目立った
話で、裁判の中で行われる展開を見れば、争点は真実への
追求・探求ではなく、利益を守るが為の争いになっている。

人間の信念は金や権力による圧力を前にしても貫くこと
が出来るかというテーマが鮮明に描き出された。

自分だけが犠牲になるのならばなんとかなりそうな気がする。
しかし自分が守るべき家族の生活にまで影響が及ぶ
となると途端に難しい局面が出てくる。

家族の為に自分の心を偽っている鶴田真由や石丸謙二郎の存在が
自分の信念に忠実で、決して圧力に屈しない直線的なキャラクター
であるを玉木宏をとても引き立たせた。

出来過ぎな展開ではあるが、鶴田真由と吹石一恵と玉木宏の
三角関係も実にドラマを面白くさせている。

評価:★★★★☆

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