第8話 Gペンの殺意

アシスタントの旦那がマンガ家の才能を超えてしまうという
お粗末な顛末だけど、マンガ家としての画風的才能とストーリー
の展開を考える脚本家として才能はまた別物だからって事で、
アシスタントであるCOPYCATが一人歩きしていく話でなかなか
面白かった。

特に上手いと感じるのは、このドラマの中に出てくるマンガの中の
キャラクターと一緒で、不必要とされるキャラクターと現在の
マンガ家である荻野目慶子の立場を同一視し、同じ様な顛末を用意
した点は実に上手い味付けだと思う。

いつもは事件解決のヒントを与えるだけの渡瀬恒彦が、今回
一人で解決してしまった感じで、やたらとアップル(ピーチ)パイ
に拘っていた理由がそこにあったのねと、何と言っていいのやら
よく分からない感じだが、このなんとも言えないアンニュイな
感じがこのキャラクターの良さを物語っている。

津田寛治と羽田美智子が随分接近した話だったけど、最後の
'好きだ'と叫ぶ津田寛治が実にマンガチックであり、ストイック
な彼のキャラクターからすると面白い行動に出たなという感じ。

guest
荻野目慶子、小西美帆

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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