第10話 最後の判決

法律の番人である判事の娘が誘拐される。
誘拐犯は、現在公判中の男を無罪にするよう要求するのだが...。

ついに最終回か。
キャラクターらの対立の構図にも慣れ始めてこれからって時に、
終わってしまうのだから、日本のドラマって短いよね。
やっぱり出世を巡る津田寛治と吹越満の対立を構図を軸にした
辺りはドラマの中でも面白い要素として存在していたし、
新人刑事・井ノ原快彦とベテラン刑事・渡瀬恒彦のバディ具合も
型破りな感じがして、なかなか興味深かった。

今回の事件は、公判中の男性を無罪へと導くために起こした誘拐
だと思わせ、判事の過去の有罪判決がもたらした怨恨が事件の真相。
結局最初に目撃した中越典子の証言が最も事件解決に近い
ものでは有ったが、段取りよく事件捜査は進んでいたし、ドラマ
では時間的切迫感も演出されて、なかなか面白かった。

気になる恋愛要素としては、羽田美智子は振られ、津田寛治と
吹越満は曖昧なままだった。イノッチも曖昧と言えば曖昧。
渡瀬恒彦と中越典子の親子関係も釈然としなかったが、最後に
唯一歩み寄った展開は感じよく終われて良かったと思う。
guest
平幹二朗、今村恵子、佐野大樹、梨本謙次郎

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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