第7話 消せない過去

出所した内山理名は、すぐに杉本哲太の元へと赴くが、彼は既に
再婚しており、刑務所内での8年間の月日の長さを感じさせる話し。

刑期を全うして罪を償ったハズの彼女であったが、周りのものは
そう簡単には許してくれない。世間の厳しい目に晒され、過去を
恨む展開であり、同じ悲しみや苦しみを共有する友達も、そんな
過去を思い出させるネガティブな存在だとして、関係を続ける
事を拒否する展開だった。

ドラマの流れが波を打つようにして訪れ、喜怒哀楽がハッキリ
しているので分かりやすく面白い。

出来れば原田夏希や加藤美佳が内山理名の過去を探る前に
もっと彼女がオーナーから贔屓目で見られていたり、成功を
妬む故の行動として描いた方が、ドラマとしては説得力が
有ったと思う。

会いたくないハズの人間さえも、寂しさを紛らわす人間として
受け入れていく松子・内山理名の心の寂しさに同情したくなる
ような展開だった。

guest
秋野暢子(美容師)、原田夏希(美容師)、加藤美佳(美容師)
吉野公佳(組長の女)、神保悟志(厚生省の麻薬取締役官)
吉永雄紀(舎弟)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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