第8話 ヤクザとの同棲

12年ぶりの再会を果たす、内山理名と要潤。
先生の事がずっと好きだったという彼に、ずっと一緒に居ること
を条件に同棲する事になる話し。

嘘を付いた事が発端で先生を辞めることに至った事態に対する
後悔の念は当然だと思うが、彼女の存在が逆に彼を誤った道へと
進ませたとする心情は意外だった。
愛されることを知らない彼の人生をやり直すことで、自分の人生を
リセット出来ると信じる彼女の心理描写はとても面白く映る。

異性に依存せずには居られない彼女の弱い一面と、数ある逆境にも
めげずに人生をやり直す為に必死で働く彼女の強い一面の面白い
コラボレートが、この人物に対する複雑な感情を喚起している。

出所したら北村一輝の元を訪れれば良かったのになぁ。
彼は北の大地で今頃何をしているのだろう。

裏切り者を決して許さないヤクザの存在や、要潤の事を人間扱い
していない善人であるはずの麻薬捜査官がよっぽど汚く映る中で、
内山理名と小池栄子の友情だったり、命をかけてまで掴もうとする
愛情が、とても純粋に見えて、ドラマとしては結構訴えかける
ものがあるね。

guest
美木良介(組長)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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