第1話 食いしん坊探偵! 事件現場の証拠を食う!?

食いしん坊の探偵が居たって良いではないかという考えは
誰もが思いつくが、難解な事件を解決する一つの特殊な
能力として"食べる事"が存在するというのはなかなか
たどり着くものではないのかもしれない。
大抵は馬鹿馬鹿しいという先入観によって押し殺されて
しまうものだと思う。

それを敢えてドラマ化してしまった感じの作品。

一休さんが頓智問題をひらめきで解決するかのように、
東山紀之の舌が一瞬にして事件の本質を見極めていくようだ。

初回という事もあり、特に東山紀之の食通ぶりを視聴者に印象
づけるために、必要以上に飲食するカットを挿入した感じの
展開だった。

出前用の寿司のシャリとその場で握って出すシャリの違いを
披露したことによって、単なる食いしん坊ではなく食に関する
知識も有ることを提示したり、食に関する礼儀に拘りを見せ
それを作る職人の気持ちにまで踏み込む事によって食通である
キャラクターを色濃く描いた話だった。

お世辞にも名作にはなり得ないドラマであるが、気楽に見る
ことが出来るという意味では見やすいドラマだと思う。
ただ他人にはお勧めはしないかも(^o^;

評価:★★★☆☆

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