第4話 最強の敵 黒崎ピンチ

互いに白黒はっきりさせずに痛み分けしたところは、このドラマ
の中でも斬新な切り口で面白かった。

ターゲット側の加藤浩次にも詐欺師としての確固たる信念を持ち
合わせているところが深みを増す要因にも繋がっているのだろう。
この辺は哀川翔のキャラクターにも言えることかもしれない。

また山崎努にとってどちらのメンツもそれなりに知っているわけ
で、何故二人をぶつけようとしたのか、この辺の事情に含みを
持たせた点がドラマとして面白いと思う。

今回いきなり本題に入った感じで、依頼人・小野武彦の素性に
ついて何の情報提示もなかった訳で違和感があったのだが、
その分、山下智久と加藤浩次の一対一の対決に集中できたの
かもしれない。

もう少し互いの信念に対する共通する部分を丁寧に描いても
良かった気がするところが唯一惜しい点か。

今回は随分堀北真希側の素性も明らかになってきた感じで、
検事を目指す事に繋がるエピソードが披露された。
父親役はどうやら泉谷しげるのようで、あの親からこの子は
絶対生まれんと思いつつ、来週が楽しみだ。

guest
小野武彦、永島瑛子、清水紘治

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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