ベテランの医師から見れば使い捨てのパンツのような存在で
あっても、患者から診れば医者と患者を繋ぎ、患者を勇気づける
太陽のような存在。
ナースというものの存在価値を明確に示すのと同時に、
こういった緊急の事態に於ける医療規則のあり方や医師としての
プライドが邪魔な存在として映り、融通の利かないマニュアル型
制度の不便さを感じる展開だった。

初めは毛嫌いしていたが村田雄浩の事情や性格に触れ、肩入れ
していく過程は、決して清廉潔白では無い彼女たちの素直な人間
らしい感情の入れ方を見せたと思う。
ナースだって扱いたくない患者が居ることは否定できないです
からね。

今回の展開を見ると、医者としての器量を備えていないのは
西村雅彦だけで、後はまかりなりにも医師としての自覚は備えて
いる人ばかりだった。

果たして石原さとみが西村雅彦という権力の固まりみたいな男
をどう料理していくのか。またドラマとして考えるならば、
これだけに終わるわけは無いので、この病院の問題点を何処まで
掘り下げていくのか。気になるところです。

評価：★★★☆☆