第3話 隠されていた秘密

医師としての使命を忘れている医者こそ病院には必要ない存在。
医者を信じられない看護婦こそ病院には要らない存在。

まるで水掛け論のように互いの存在に対する不要論が勃発し、
医師対看護婦という立場を超えた対立の構図は、このドラマの
典型的なテーマの一つとなっている訳だけど、一度最高潮まで
ヒートアップさせて、クールダウンさせるような流れであり
なかなか面白かった。

郷愁を誘う役で登場した西村雅彦の幼馴染みの患者・モロ師岡。
偶然にしては出来過ぎの登場の仕方だけど、西村雅彦の素性を
知る人物として彼の性格を形成づかせる幼少の頃の思い出を語り、
彼を初心に返らせるような作りにした所はなかなか良かった。

石原さとみにしても彼女の行動の行き過ぎた面を反省させ、
彼女の行動そのものが絶対的なものでは無いという事を
知らせる展開も面白かった。

ただその後の反転は急すぎる展開でついて行けず。
出来れば1話くらいは間を取ってから西村雅彦のキャラクターを
再び豹変させても良かったと思う。

しかしこの病院、初めて石原さとみが足を踏み入れたときは
根っから腐っている印象が有ったが、意外と機能しているような
感じ。

評価:★★★☆☆

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