第9話 リストラ看護助手の勇気

何時治るとも分からない患者を見守る家族の心情を描いた話で
有ると共に、そんな患者をケアする看護士と看護助手の活躍を
描いた話。

医療点数を稼げない職業であるとぞんざいな扱いを受ける看護士
としての苦悩。しかしそんな扱いとは逆に看護士としての存在感
を描いた話で、医師である柳葉敏郎の言葉は患者を見守る家族の
心には伝わらなかったが、看護士・石原さとみがそんな家族に
希望を与える展開で、ドラマとしても良くできていたと思う。
やはり精神的なケアは看護士の仕事かなぁと思わせるエピソード
だった。

またドラマでは何事にも中途半端であった小山慶一郎の進路に
ついて明確な目標を見出したという点も興味深い。
やはり若いウチのアルバイト経験は進路選択に於いて役に立つ
という証明かな。

医師としての活躍ばかりでなく、家族の心情を色濃く描いた話で
有り、夢も希望も無い状況の中で、5年間一度も休まずに花屋の
仕事を続けていたという下りは、なかなかリアルで良かった。
苦しい状況の中で一度でも休んでしまうと、精神的に続かない
ものが有った筈であり、休まず続けている事が唯一の精神を
支えているものだったのではないかな。

評価:★★★☆☆

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