第11話 桜・後編〜君がいるからがんばれる

ルールを守ると決断した直後に訪れる不幸。
運命の皮肉なのか神の試練なのか、過去の出来事と全く同じ
エピソードにぶち当たった時の石原さとみはどういう行動を
取るのか。

基本的に4話のデジャブのような話なんだけど、彼女の中に看護士
としての芯の太い信念が備わっていれば、決断や行動には揺らぐ
ことの結末が待ち受けているハズであり、まさにそんな展開を
持ってきた話だった。

石原さとみに二度と苦渋の選択・決断をさせないために、自分が
守ると宣言した柳葉敏郎だったが、彼女を守る過程の中で、
法律を遵守するのか一番の良策なのか人の命を守ることが先決
なのかというドラマのテーマに対する答えが彼の主張の中に
含まれており、見応え有る主張だったと思う。

石原さとみや彼女に感化された医師や看護士の行動を見て、
初心を思い出すかのように西村雅彦もまたかつての気持ちを
取り戻した展開はドラマらしくベタな展開だが、納まる所に
収まって良い結末だった。

個人的に最後に患者の一人である花屋の主人が回復する姿を映像
として見てみたかったのだが、欲張りすぎかな。

評価:★★★★☆

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