第1話 警視庁東都署〜放火殺人に潜む復讐者

交通課から刑事課へと希望転職した木村佳乃が赴任早々目にする
のは奇抜なキャラクターの刑事達。一見するとやる気があるのか無い
のか分からない者達だが、いざ事件となると目の色が変わり、途端
に刑事らしい一面を見せ、鋭い眼光で事件と向き合うプロフェッ
ショナルの集団だ。

初回は各々のキャラクターたちの自己紹介がてら得意の捜査スタ
イルとその性格を見せつけるような話だった。

初回にして何故刑事課を目指すことになったのかを披露する
夫の殉職するエピソード絡みの事件を持ってきて、木村佳乃の
内面に潜む悲しみや心の強さを描き出した話だと言っても良い。

舘ひろしは犯人・モロ師岡の存在を知りつつも何故すぐには捕まえ
ないのか。
ここにはドラマの一つのテーマが含まれているのかも知れない。

ドラマはキャラクターさえ立てば面白そうな感じもするが、
ただ残念な事に色んな要素を詰め込みすぎて、一つ一つのエピソ
ードがかなりおざなりで説明不足の感じは否めない。

皆が恐れ抱く「羅生門」に対する意味や説明も全く伝わらずに、犯人を
特定する過程もかなり適当な感じを受ける。


とりあえずまだ1話目なので多くを語らず暖かく見守ろう。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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