第2話 宿命のレース

"いつまで経ってもイージーオールではいられない"

一年の休眠を経て、速水もこみちはは再びボート部に戻ろうとし、
相武紗季は窪塚俊介を忘れて新たに出発しようとする話。

一年という歳月のブランクを感じさせない程に、速水もこみちの
才能と潜在能力を全面に出し、勝負には負けたが、内容では決して
劣らないことを示した展開だった。

意外にも今回のドラマの流れで抽出されたのは松田翔太のキャラ
クターだった。
彼の憧れの存在だった速水もこみちの過去の行動に許せない気持ち
と同時に彼自身の中に未だに残る尊敬の心が上手く同居し、面白く
映ったと思う。
突っぱねるばかりのキャラクターだと思っていたが、ユーモア性
を持ち合わせている所に良さが有るのかも知れない。

一人の力ではなく、二人の力を強調するようレースでの幻影シーン
は、速水もこみちの中で背負うべきものが存在している感じで、
彼の原動力となっているところは上手い演出の仕方だった。

それにしても若槻千夏は可愛らしい役ですね。
バラエティの時の姿とは大違いだ。彼女の中にこんな可愛らしい
一面があるとは。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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