第1話 めぐりあい・・・愛と哀しみと宿命の二人

日韓俳優の合作ドラマと言うことで嫌いな人はとことん嫌いな
ドラマでは無かろうかと推測します。最近日本の嫌韓派率の高さ
は肌で感じるほど高いし、外国人俳優が日本のドラマに出演する
とその部分だけ妙に違和感が突出し、ドラマ全体のバランスを
乱すことも多い。

結論から言うと、このドラマの中での韓国人の使い方は、今まで
見た日韓合作ドラマの中でも最も違和感のないやりとりになって
いたと思う。勿論今後どうなるのか分からないが、少なくとも
国のプライドを遵守して特徴的な所を抜粋した作りになって
いるので、そのやりとりには興味深いものになっているのでは
ないかな。
まぁ多分この辺は韓国での放映を意識した作りにもなっているの
だろう。まだ断定された記事は出ていないが、このドラマは
韓国で放映されるかも知れないと言うことだ。


さて肝心のドラマの方ですが、冒頭から続く下品なカメラワークと
カット割りを見せられたときは、正直、日本ドラマのセンスを
恨んだけれど、その後安定した展開が続いたのでホッとした。

ドラマの中でチェ・ジウの身に不幸を重ねていく執拗さや、
海辺で語り、バラード曲の流れるタイミングなど、
演出的には、日本ドラマ色以上に韓国ドラマっぽい感じがしたかな。

復讐がテーマの一つとなっているのならば、もう少し冒頭から
親子の愛情を感じさせる映像を流し続けても良かったかも知れない。
子供が父親を尊敬している映像を見せられると、その後の生き様
にも説得力が出てくる。

潜入捜査と言うことで、これまでにも色んな所で使われた素材だけ
れども、暫くは今回のように敵側の信頼を勝ち得るために竹野内豊
の手腕が光る演出がなされていくと思う。
今回も敵が紛れ込んでいないかどうかのチェックを行ったシーン
が有ったが、展開が進めばそういったシーンもよりスリリングな
演出になっていくのではないかな。
それだけに竹野内豊が警察側の人間と接触する際には気を遣って
欲しいですね。

エンディングのイ・スンチョルの「さよなら3」もなかなか良かった。
小田和正の曲っぽい感じかな。
この曲のPVらしいものを持っているのだけど、そこにはチェ・ジウが
出演している。日本でもデビューするとか。

出演中の俳優、シン・ヒョンジュンは「天国の階段」の人ですね。
ついこの人を見かけると鼻に目がいってしまうくらい顔が特徴的
な人だ。

イ・ジョンヒョンは、韓国の戸田恵梨香みたいな感じの人ですね。
「美しき日々」での役が印象的だけど、歌手としての活動の方が
多いのかな。もう韓国の方では殆ど活動はしていないみたいだけど。


http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/12/15/20051215000069.html
http://www.k-plaza.com/news/interview/interview_20051219.html

評価:★★★★☆

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