第8話 愛するが故の悲劇

竹野内豊とチェ・ジウ。
互いに信じたい気持ちが有るけれど、警察と神狗、絶対的な
立場の違いがやがて信じられない状況を生んでいく。

橋爪功に仕組まれたこととはいえ、身分証を消された事に憤怒
し、あっさりと約束した事を破る竹野内豊の行動を見ると
何処に本心があるのかよく分からない。
本当に信じたいのならば最後までその言葉に見合う行動を
取らないと、逆に竹野内豊自身のキャラクターが胡散臭く
感じてしまう。

そのような中で銃を向け合うシーンが有った。
互いの信頼の絆を図る意味でも、こんなシーンを挿入したかの
ように思うが、ここまで壊れた関係の中で、どう処理するのか
気になるところ。

先に打たせた方こそ相手を思うが故の行動なのかも知れないし、
先に打つことが出来る方こそ相手の事を深く信用していない
ことへの証明に繋がるかも知れないが、これまでにもう少し
二人の関係を煮詰めておいて欲しかった。

今後自分自身の証明が出来なくなったことで、警察と神狗の
板挟みの中で捜査を行うことになると思うが、竹野内豊
のキャラクターからすると、そんな器用なことが出来るのかと
不安になる。

評価:★★★☆☆

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