妖怪は天竺に入れない。
妖怪の国・滅法国でその事実を聞かされた一行は分裂の危機に
あるという話。

脚本がイマイチだった。
最終回間近な訳だし、これまでと同じトーンで締めくくる芸の
無いやり方ではなく、ここらで天竺前のエピソードとして気の
引き締まるような緊張感や感動やらを演出し、ラストに繋げる
べきだった。

前回の日記の中で想像していたとおり、水川あさみは大地真央の
娘だったわけだが、"運命"を強調していた割に、それに縛られる
悲劇の次世代女王様って感じがして来ないのは明らかに脚本家の
ミスだと思う。
あれ程前回威厳高き人物像として描かれていた大地真央も、
実はスライム並みの弱さだったし、踏み込むのさえ難しそうな
国として描かれていた滅法国も難所もなく実に晴れ晴れとした
感じで呆気にとられた。

一国を司るほどの人たちの婚約ならば、身内の結婚式という感じ
ではなく、得意のCGを使い派手に妖怪達を前にして結婚披露する
くらいの演出は見せて欲しかったぞ。

また妖怪の国を治めている者が人間という複雑な状況を何故
シナリオの中でもっと活かさないのかも疑問が残る。
今日のテーマは人間と妖怪の共存・共栄だと思っていたのだが、
見事なまでに肩透かしを喰らってしまった。

しかし本編とは全く関係ないが水川あさみの露出度は良かっ
た(*^_^*) 3秒で瞬殺されました。
写真集でも出さないかな。
水着はなくても良いからチャイナ服でお願いします(ﾟωﾟ=)

評価：★★★☆☆