上戸彩という無機質な学生を通して、小劇場の楽しさやそこに集まる
劇団員たちのノリを皆に伝えようとするドラマなのか。
はたまた世の中金では得られない生き方の模索によって、自分らしい
何かを掴んでいくドラマなのか。

貧乏も厭わず、同じ趣味の成功に向かって手を取り合う姿は何処か
昔の風情が残っている感じがするし、彼らのパフォーマンスには
何処か大学サークルの延長線上に有るわけで、そんな臭いが好きな
人にはたまらないドラマになるのだろうね。

決して儲かることもなく、自分たちのしている事が世間に評価される
事も稀。本人達にとって見れば金とか将来とか学歴社会に対して押し
つぶされそうになりながらも、それでも自分たちの創作する劇の
表現が他人からの評価の対象となることを夢見て日夜励む姿には、
勇気と力を与えてもらえるかもしれない。

劇団員という臭いが全くしない上戸彩に、この役をやらせる事に
よってどんな化学反応を示すのか楽しみかな。
どちらかというと金曜11時枠のノリが有るな。

それにしても上戸彩さん。千葉大か。
学生時代は西千葉に通っていたなぁ。
駅前に2つくらい有ったゲームセンター。今でも有るのかな。
久しぶりに西千葉のラッキー(ゲーセンの名前です)に行きたい。

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)