第2話 ビバリーシモキタ高校白書

ついに上戸彩が下北サンデーズで活動を開始。
まずは黒子として参加したはずの彼女が、意図せぬ所で舞台演出
の一部となったことで隠れた才能を見出される話。

劇団ならではの色恋沙汰を中心に人間観察を通して演技を勉強
しているという劇団員の実情を描いた感じの展開だった。

シリアスなドラマの中にコメディチックな演出が受ける。
舞台としては当初の演出意図とは明らかに違うわけで邪道では
有るのだが、皮肉な事に観客が求めているものがこの邪道の中に
詰まっている。

何も知らないお嬢様育ちの彼女が貧乏人の集まる劇団に溶け
込んでいく事は、舞台演出と同じで有る意味意外性が有って
面白く映るのかも知れない。

劇団員を人間観察した結果、情熱を傾ける彼らの姿に感動した
彼女が一緒になって盛り上げていきたい気持ちにたどり着いた
事や、そこに自分の居場所がある事を感じた流れは、ベタながら
もしっかり描いておかねばならないドラマの段取りでもある
ので良かったと思う。

前髪が変、ジャージ姿が変、それでも可愛い上戸彩だった。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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