第6話 ブルマなゆいかが下北を回す!

劇団をやっていた北村総一朗に取って、演劇の楽しさも分かれば
それ以上に辛さも分かっているという事で、隔世遺伝の孫・上戸彩
に劇団を退団するよう迫る話。

売れるようになったらおしまい。
とんとん拍子に売れていく下北サンデーズに警鐘を鳴らす幾つもの
ポイントが見られた話で、特に事務所絡みの不穏な影が近づいて
きた事が最大の怪しさでも有り転機であった。

そんな劇団生活を経て現在生活をしている人の必ずしも人生の
成功とは言い難い結末を視聴者に見せられたのは良いが、上戸彩に
そのリスクある人生を提示できなかった事が今回の最大の疑問点
かも知れない。
そんなリスクある人生と自分に笑いの感情を与えてくれた人生の
"生き甲斐"にも似た対立点をもっと上手く引き出すとドラマと
して面白くなったと思う。

今後は売れることによって当初の下北サンデーズらしさが失って
いくことの寂しさだったり、"ブルマなゆいか"の一人存在感の
大きさが下北サンデーズを凌駕しすぎて、過大評価する劇団
員たちの事大主義的な側面を見せられるのかな。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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