第8話 サルたちのシモキタザワ

順調に階段を上っていたはずの劇団の中で、石垣佑磨が自殺未遂
してしまう。このメンバーで予定されていた劇を成功させること
が唯一の償い方法。そう言い聞かせて締め切りの迫る劇を完成
させる為に合宿を行うと共に、退団を示唆する彼が再び劇団に
戻ってくるまでを描いた話。

凄いドキュンな石垣佑磨の家庭環境を見せられたわけだけど、
義母の言うことに反論できない下北サンデーズという構図もまた
凄い。
知らない所で彼の事を傷つけていたとはいえ、相当酷な事を
していたんだなと実感させられた。

何が有っても役者は舞台を捨ててはいけないという言葉は、
寧ろ金や名声に溺れていた頃に掛けてあげねばならない言葉だった。

自殺者が出ている状況の中で、彼への償いという名目で劇の
継続をうたっている辺りドラマの流れに都合良すぎる感じが
しないでも無いが、実際に劇を見れば、彼への思いが伝わってくる
内容で良かったのではないかな。

ところでこのドラマ、視聴率低迷により打ち切りだそうで、1話短縮
放送になるとか。悲しいことに上戸彩出演のドラマはヒットしない
ですね。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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