第6話 一人ぼっちの少女

いやぁ今回は面白かった。
やっぱりこのドラマ、怪奇現象がドラマの演出として使われる時
は必ずドラマを面白くなっている。

今回のドラマと似た形で、日本では危篤中のおばあさんが亡く
なる直前に、離ればなれで暮らす孫や娘の元を訪れ、挨拶して
いくような怪奇現象話をたまに聞くが、それと似たような形で、
生き霊が伝える最後の思いを今回上手いこと演出した。

それと同時に亡くなった人の思いを、上手い形で木村多江とその
亡くなった夫の話にリンクさせた所は絶妙な演出だったと思う。

福田麻由子の過去がハッキリしたことで、母親の絵としている
理由がよく分かった。アルバムの中に挟まれた新聞記事を見た
途端、あの絵は冷蔵庫だなと直感的にひらめいたのだが、ドラマ
としては福田麻由子と草笛光子の関係を今後とも過去のエピソ
ードの中でより深く関わり合いを持たせてほしい。
まだまだこの程度では草笛光子の家に、霊として出現するには
理由として弱いからね。

草笛光子の家族構成が分かったことで、断絶の危機にある息子と
の関係も今後は面白い要素として存在しそうだ。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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