北条翠子らの前で佑樹は海外に移住すると公言していたが、
佑樹がさくらんぼ幼稚園を辞めないことになると翠子らは
厳しい表情で詰め寄ってくる。それでも辞めると言わない
あゆに苛立ちを隠せないでいた。
一方その頃さくらんぼ幼稚園ではお遊戯会が催されようと
していた。演目は白雪姫。当日には有名小学校の校長も来賓
として来ることが分かると受験組の親たちは目の色を変えた。

随分と佑樹の表情が豊かになってきた。
ムッツリとした表情の時にはあまり感じなかったが、佑樹君
は顔のバランスが整っていてハンサムさんだね。
そればかりか最近は感情も豊かになり、今回は佑樹が恋する
様子を描いた。

ドラマとして面白いのはやはり佑樹が感情を表現するように
なったことでそれに伴う行動を起こすようになったことか。

喜怒哀楽が分かりやすく、変わり身の早さと単純さは父親似と
いったところだろう。

興味深いのは前々から既に演出上現れていたが、園長の態度が
変わってきている点。セリフにも現れたとおり、多額の寄付金を
行う北条家に頭の上がらなかった園長が、佑樹が入園して以来
態度を急変させている。

翠子はそんな態度に苛立ちを見せているし、夫の北条一は
やたらと哲に肩を持つという温度差がドラマとして絶妙な
色合いを出している。

それにしてもあゆのツッコミが完璧過ぎて思わず笑った。
佑樹を慰めている時に哲がつまらないダジャレを言ったときの
頭を叩くタイミング。太ももに蹴りを入れるタイミングも
素晴らしい。色んな意味で息のあったドラマになりつつある
と思う。

guest
大林丈史、山内勉、丸山歩夢、松村百花

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)