第5話 働くということ

彼女と別れ、故郷の博多を離れて六本木にやってきた伴。
すぐに料理人修行が出来ると思いきや、鉄幹が命じたのは
ホール係の仕事だった。

頭では分かっていても心がついてこない。
料理人志望の人間がホールを任される事に対する不可解な行動に
戸惑うものの、色んな人に諭され、現在の自分がやるべき事は
何なのかを掴んでいく話しだった。

ふぬけた顔をして働く伴の姿を見ると見ている方としても
あまり気分の良い話しでもない。しかしそんな消化不良な彼の
態度に対して北村一輝や佐々木蔵之介が代弁してくれている。

なんといっても伴は恵まれた環境にいる。
本来ならば腐っていく人間に声をかけてくれる事など無いかも
知れない。しかし周りの人間も彼の気持ちに同情したり、
自分も同じ道を歩んできて苦労を知る戦友であると見るや
脱出の為のヒントを与えてくれる。

短期間の内にあれだけ腐っていた人間が再生するのも難しい事
だと思うが単純思考の彼らしい立ち直り方なのかな。

ホールで働く小松彩夏は彼女も厨房志願の人だと行っていた。
しかし既にここで2年間働いている。
そんな展開を見ているとこの短期間のドラマの中で、何処で
鉄幹はホールから厨房への切り替えを行うのか気になるところだ。
何をもってホールでの仕事を終了と見なすのか。
今後とも目が離せない

guest
戸田恵子、市川千恵子、後藤康夫

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