第9話 料理人への扉!!

バッカナーレでは夏の新メニューの為に新作パスタのコンペが
行われることになる。従業員ならば誰でも参加できるという
事からホールを担当する伴も腕前を披露しようと考える。

腕前を披露するよりもシェフの意図を汲んで料理人への道を
一歩ずつ進むことを選んだ伴。
料理人としての才能を遺憾なく発揮するよりも、案外こういう
地味ながらも自分の意志で目の前の作業を淡々とこなしていった
方が、有る意味斬新でよく出来たシナリオに見える。

やはり今回は同じホール担当のこずえというキャラクターを
上手く使った点だと思う。これまでそんなに大きな存在ではなかった
彼女だが、時折彼女の存在をこれまでのシナリオの中で絡ませて
いたのが良かった。

敵前逃亡かと香取に言われようとも挑発には乗らず、シェフから
認められるまで自分の料理人としての欲望や腕は取っておくと
した流れ。段取りというものを無視して飛び級せずに、あくまで
下積みの料理人としての手順を全うした伴。随分彼の中で精神
的にも成長した事を実感させた。結果論だが彼女と別れたのが
良かったか?

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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