第6話 初の生熱唱が奇跡を起こした!! |
鳴かず飛ばず不幸続きのひまわりもTVプロデューサとの出会いに
よって状況が一変しそうなチャンスを与えられる。TVの演歌
グランプリのオーディションを受けさせてもらえることになるの
だった。
ドラマとしての骨子は切っても切れない原田泰造との関係に有る。
それをいつもの"不運"への方程式によって装飾し、ドラマを形成
した話しだ。
もう彼とは逢わず、忘れようとする彼女。
池内淳子の病気の事も気がかりではあるが、家族の問題である
として今回は珍しく突き放した態度に出る。
ドラマとして面白いのは、いつもの方程式を破る行動に出たので
もしかすると彼女に付きまとう"ツキ"の流れが一変するのでは
無いかと思わせる点か。
特に妄想であるはずの彼女の心の叫びが、今回きちんと言葉に
出して周りの人間を叱責した点は実に興味深い。
一度ならず二度までもチャンスと不運を重ねた展開故、少し
歯がゆい思いのする話しではあったが、"ひまわり"という名前
に込められた思いとその存在意義が上手く彼女のキャラクター
に表現されており、ドラマとしては上手く機能していると思う。
最後の段田安則の自殺ネタはかなり強引な展開でしたが...。
評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)