ひょんな事から新居に互いの両親が泊まりに来ることになる。
迷惑ばかり掛けた両親に対して仲間由紀恵は親孝行しようと
試みるのだが．．。

しきたり・実家ネタにも飽きたので、こういうパートは有る
意味斬新で面白い。

悪気はないのに次々と仲間由紀恵の粗を掘り出していく谷原
章介の天然さが微妙な冴えを見せていたし、何故か両親たち
の前では気の利いた人に見えてしまうそんなダメ男の世渡り
の巧さが目立った感じ。

天然さといえば松坂慶子のキャラも半端なく天然だ。
手助けしようとする優しさとお節介さは、紛れもなく谷原
章介を育ててきたというキャラクターの特徴が上手く合致
し、とても良い感じに映る。

姉妹として比較されて育ってきたコンプレックスを持つ
仲間由紀恵の両親に対する誤解を解くのに十分なアイテムを
使い、彼女の生活態度に対する口うるさい造形の裏返しに
ある優しさというものがとてもよく伝わる内容だった。

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)