第6話 夢想る(ゆめみる)未来の恋と二人きりの長い夜

偶然入った店の占い師は薫の幼馴染みだった。
そんな占い師・坂木が現在容疑者として警察の捜査から逃げ
回っているという。事件は深夜、森崎家に彼が侵入し、その
家の17歳の娘・礼美に乱暴しようとしたというもの。森崎家
の母親・ゆみ子は猟銃で彼に発砲し、現在負傷していると
いうのだが。

今回のドラマは第三の脚本家・松本欧太郎さんが担当。

ドラマは容疑者が17年前から口走しっている架空の人物・森崎
礼美という女性と彼を呼び出した森崎礼美の関係について。

これは偶然なのか必然なのか。

前回の展開の中でも言えたことなのだが、少ない状況証拠で
事件を完璧に解決に向かわせすぎるきらいがある。

冒頭から問題を提示し、解決に向けたヒントやそれを解き明かす
過程の映像が圧倒的に少なく、ある時突然何かに反応した湯川
先生が一瞬にして答えを導き出してしまう。視聴者には殆ど考え
させる余地もないままに問題から一気に答えへと明かしすぎるの
がなんとも呆気ない。

今回のドラマも殆ど事件とは何の関係もない話ばかりを
永遠と描き、美味しいところで事件の流れに接続した格好だ。

まかり成りにも主人公の幼馴染みが登場するという大切な話し
なのにあまり厚みのある展開にならなかったのは残念だ。

それを証拠に堀北真希は殆ど顔見せだけの存在。

森崎家と北野家の関係もドラマらしく都合が良すぎるし、
森崎家の母親・ゆみ子の行動も不自然そのもの。

むしろ今回の一連の内容よりも、ゆみ子の不倫相手が何故
亡くなったかの方にドラマが詰まっているような気がしてくる。

このドラマ初回は面白かったのだが、段々と凡作へと移行しつつ
ある。

guest
手塚理美、堀北真希、新井浩文、大島蓉子、若杉宏二、沼崎悠
新志穂、原田賢人

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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