第7話 予知る(しる)美しき妻の愛した恐怖の殺人装置

研究室の栗林からある半年前の事件について相談を受ける
湯川と薫。栗林の友人で食品加工会社を経営する菅原は
浮気相手の冬美の自殺によって美人妻の静子と別れて以来
体調を崩しているという。
大学時代の後輩・峰村が遊びに来ていたときに、菅原のアパート
の対面のアパートの部屋に住んでいた冬美は、菅原に携帯に
電話をかけ、奥さんと別れないならばこの場で首を吊って自殺
すると言ってきた。それが現実となるが、実は一週間前にも
冬美が自殺する光景を見ていたというのだった。

今回の担当は古家和尚さん。
これまで3話5話を担当した方だ。

今回は半年前の事件の解明ということで難しい事も有る中での
捜査だった。

最近は随分と雑な展開になっていた「ガリレオ」だが、今回は
結構丁寧な作りだった。
自殺に使われた装置を液体を見ただけでその完成形を想像して
しまうのは少々難解な解釈だが、会話の中で不自然な状況証拠が
幾つも浮かび上がってきたので、視聴者にも想像しやすい事件
だったと思う。

特にいつもはぞんざいに扱われていた事件解明の方程式を
容疑者の行動に証明・完成させたところは良くできている。
これが有るのと無いとではドラマの説得力の問題にも関わって
くるからね。

そもそも事件の発端である導入部に於いて、深田恭子と
塚地武雅が結婚している設定自体に何か有ると勘づく人も
多い事件ではないか。

それにしても死のうとして予告練習をしていたところを見つけ
られてしまう展開は古家和尚さん脚本担当の5話でも使われて
いたね。

結構深田恭子の悪者役も似合っていた。

guest
深田恭子、塚地武雅、佐藤重幸、桜井千寿、でんでん、高瀬媛子
若林佑弥

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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